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セクシャルマイノリティ

LGBT

いわゆる「LGBT」の方々を初めとするセクシュアルマイノリティの方々に関して、弁護士を対象とする研修を受けたり、日本弁護士連合会発行の月刊誌「自由と正義」の特集記事を読んだりする機会がありました。


「LGBT」とは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(体と心の性が一致しない人:定義は様々あるようです。)の頭文字をあわせたものです。


電通ダイバーシティ・ラボが2015年4月に行った、全国69,989名を対象にした調査では、日本の人口の7.6%(13人に1人)にあたる人たちが、「LGBT」層(「LGBT」を含むセクシュアルマイノリティ)であるという調査結果が出たそうです。

この調査では、①身体の性別、②自分は男だ・女だという性自認、③好きになる相手・恋愛対象の相手の性別という3つの組み合わせで分類して調査し、「異性愛者で、身体と心の性別が一致している」と答えた方以外を、「LGBT」層とみなしたとのことです。
私は、このデータ結果を知って、「LGBT」の方々が実に多くいらっしゃることに驚きました。私の他にも、驚かれる方々は多いのではないでしょうか。

異性愛や結婚を当然の前提として成り立っている日本社会では、セクシュアルマイノリティの方々は、偏見・排除の対象として扱われるかもしれないとの恐れから、家族や友人にも本当のことを伝えられずに、深い苦悩を抱えたまま孤立しがちで、その結果、セクシュアルマイノリティの方々が多くいらっしゃるという事実が日本社会では知れ渡っていないと言われています。
でも、13人に1人ということは、皆さんの学校生活や社会生活で出会う方々やご家族やご親戚にも、セクシュアルマイノリティの方々がいらっしゃる確率は高いですね。



日本では、性同一性障害者のうち特定の要件を満たす方については、家庭裁判所の審判によって、法令上の性別の取扱いと戸籍上の性別記載の変更を認める法律が施行されてはいますが、要件が厳しすぎるとの強い批判があるところです。
国や地方自治体の施策も十分なものはなく、今後の早い改革が望まれるところです。
このような現状ですが、まずは、身近なところから、自分ができることを始めていきたいものです。



セクシュアルマイノリティの方々は、異性愛中心の社会において、自己のセクシュアリティを肯定できないことや、カミングアウトできずに自分を不本意にも偽らざるを得ないこと等から、セクシュアルマジョリティの方々に比べると、自己肯定感が低く、自殺を考える割合も高いと言われています。
無知・無理解・無関心から何気なく発した言葉によって、セクシュアルマイノリティの方々の心を深く傷つけてしまわないよう配慮が必要です。



テレビ等で連日のように使われている、「ホモ」「レズ」「オカマ」「オナベ」「オネエ」等の言葉は、多くのセクシュアルマイノリティの方々が「蔑称」と感じる言葉とのことですので、使うのを止めましょう。
異性愛を当然の前提とするような発言も、止めましょう。


また、セクシュアルマイノリティの方々を「自分とは違った他の世界の人」と考えて壁を作ってしまうことも避けたいものです。
「自分は異性愛者で、性別違和もない」と感じてきた方々も、実は、それを当然の前提とする社会で育ってきたから、そう思い込んでいるだけかもしれません。
その方のセクシュアリティを個性の一部として受容するようなお付き合いができるとよいですね。


私も、自分にできることを実行していきたいと思います。


2017/01/23  赤尾さやか

夫婦とは、家族とは







結婚は相手と気持ちが通うなかでのことだと思いますが
離婚は今までの相手とのことや
その相手方の両親・親族との付き合い
子供がいれば子供のことも考えて
良くも悪くも自分の気持ちを押し通す行為だと思います。

私も結婚していますが、こどもについて日々の生活態度や今後のことを話し合うと、
考え方の違いがあり、よく衝突します。
やはり、育ってきた環境の違いは大きく所詮他人だね、なんて思うこともしばしばで、
なぜこんな人と一緒にいるのかな・・と思うことも多々ありますが、
常に小爆発しながら、そしてまわりのみんなに助けてもらいながら日々を送っています。

近年、女性からの離婚が多いとも聞きますが、
私のまわりでも女性から離婚を申し出て離縁をし、
現在はシングルマザーとして頑張っているお母さんがたくさんいます。

ただみんな共通して言うことは、
こどものこともあり経済的な不安を一番に考えるといいます。

あるお母さんは、離婚後になる自身の国民健康保険より、
夫の会社の扶養におかれる社会保険にしたほうがこどものためだといい、
夫からのDVとモラハラ、女性関係で苦しんでいたにもかかわらず、
こどもの親権を手放し夫に渡し、母は監護権だけをもち、一緒に暮らしています。

DVとモラハラ、女性関係に苦しめられたお母さんたちはみな一様に、
家庭内で主従関係ができてしまい、
どんなにひどい言葉を言われても「自分が悪いからこうなってしまう」と
考えるようになってしまうそうです。
でも、その彼女は夫と別れることによって自分自身を取り戻しています。

もちろん経済的には苦しいこともありますが、何よりもこどもとの関係は良好です。
こどもは幼いながらに、お父さんとの面会に行く際には、お母さんに「早く帰ってくるからね。大丈夫だよ。」と言葉をかけられるそうです。
この「大丈夫だよ。」にはこどもながらの気遣いがみてとれます。
そして、自分のことは自分でやろう、
お母さんの負担にならないようにしようとするところもたくさんあります。


また、違うお母さんは、こどもとお父さんとの関係で悩み離婚を考えています。
小学生のお兄ちゃんはお父さんが怖くて、お父さんのいるところや学校では
問題のない子供で育っています。
ただ、ひとたびその枠から外れると家庭内でも弟に向かって暴言を吐き、
小さい弟もそんな兄と同じ言葉の暴言を吐くようになってしまいました。
まさに家庭内での負の連鎖です。
そんな厳しいお父さん自身は、反抗期もなく育ってきたようで、
「こんな風にこどもがなったのはお母さんがわるい」と
お母さんを責めたてます。
彼女は子供たちの実情をわかってもらえない苦しみがあります。
そんな彼女は今、こどものために離婚を考えパート仕事を退職し、
ハローワークの職業訓練に通い、正社員として再就職して経済的安定をはかるため頑張っています。


また、別の彼女はパートをして家計を支えていますが、帰宅した夫はこづかいと称して
財布から少しずつお金を抜き取るようで、よく言い合いになり困っています。
夫は、”俺が稼いできている的”な感覚が強いようです、
小中高のこどもを育てていますが、もしもの時のお金に手をつけてしまう夫にずっと悩み続けていて、やはり経済的なものにしばられて、離婚の二文字にふたをする毎日です。

彼女達が離婚して、こどもも含めて今の現状より幸せになれるかどうかは、
はっきりいってわかりません。
でも、彼女達自身はできれば別々の人生を歩みたいと願っていることは伝わってきます。

夫婦ってなんだろう。家族ってなんだろう。
『人の振り見て我が振り直せ』
自分自身だって同じように、相手に思われているかもしれない。
直さなければならないこと、たくさんあるかもしれない。
ほんとに、一緒に暮らすのってむずかしい。


幸せな結婚
結婚してみなければ、わかりません。

しがらみから逃れる離婚
踏み出してみなければ、わかりません。

残りの人生をこのままの日々で過ごすのか、、
エネルギーを使いますが、ここで決断をしてあなたの人生を進めるのか。

今、うちの事務所では夫婦関係のご相談を受けています。

弁護士はさまざまな夫婦間の相談を取り扱っているので、さまざまな経験があります。
もちろん、こどものことも含めて、より良い結果を求めてアドバイスしています。

今後の弁護士費用に対して不安があれば、
国が支援してくれる法テラスという制度があります。
何事もプロに聞いてみれば、そうだったのか!と視野がひろがるかもしれません。
迷われているのであれば、相談することでいずれにしても前に進めることはできます。

このブログをお読みいただいたことで、少しでもお役に立てたら幸いです。
ご相談のご予約はいつでもお受けしております。

2016/6/8 O

悩みを解決する方法を考える

どんなに順風満帆に見える人でも、一つや二つ、解決しなければならない問題はあるものです。

「困ったな」「どうしようかな」、生きていれば、そのようなことが必ずあるものです。
悩んでいる状態というのは、この「困ったな」「どうしようかな」に対処する方法が見つからない状態だと思います。
問題に対する対処方法が見つからないために、思考がぐるぐる回ってしまっている状態が「悩んでいる」状態だと思います。



以下、悩みを解決する方法を考えてみたいと思います。



1.問題を正確に捉える。

  失敗を過度に恐れていませんか。

他人の評価を気にし過ぎていませんか。

その問題は、貴方の重要なことを奪うものですか。

  その問題が貴方にどの程度の脅威を与えるのか、
正確に測りましょう。

2 解決方法を考える。

問題は分かっているけれど、解決方法が分からないのであれば、
調べましょう。

貴方自身では分からなくても、他人ならば知っている場合もあります。

他人のアドバイスを聞いて見るのもよいでしょう。

3 実行する。

解決方法が分かれば、解決まであともう少し。

解決方法が分かっていても、実行しなければ、何も変わりません。

誰か応援してくれる人がいると、実行する勇気がもてますね。



 考えてみましたが、当たり前というか...
自分ながら期待外れと言うか...

 ただ、悩みを解決するには、問題を客観的に捉えることが重要だと言えるでしょう。

 不安や恐怖、主観的な負のスパイラルから抜け出すのは、
問題に対処する際の客観性を取り戻すことが重要だと思います。

重要な問題でなければ、寝て忘れるのもよし。

どうにもならない問題ならば、捨てて、やり直すしかありません。

いずれにしても、いろんな人に悩みを聞いてもらうのが有効なことが多いと思います。

少しでもご参考になれば幸いです。
                           2015/4/15 sato